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通信制高校とは

通信制高校とは?

「通信制高校」という言葉を最近よく聞くようになったけれど、実際にはどんな学校なのかよくわからない…。
そんな保護者の方や、今まさに学校に行けなくなって悩んでいる高校生のみなさんに向けて、このページでは通信制高校の基本から、卒業までの流れ、不登校の方がなぜ通信制高校を選んでいるのかまで、わかりやすく解説していきます。

通信制高校とは、学校に毎日通わなくても、高校卒業資格を取得できる学びの場です。
自宅でのレポート学習を中心に、年に数回の登校(スクーリング)やテストなどを通じて、単位を積み上げていく制度です。

毎日学校に通わなくてもいい。
だからこそ「今の自分」に合ったペースで、無理なく、でも確実に進める。それが通信制高校です。

なぜ通信制高校が注目されているの?

文部科学省の調査によれば、不登校の中学生のうち約4割が高校進学後も通学に困難を感じています。
そうした中で、無理に「全日制高校」に進学してまたつまずくよりも、自分のペースで学べる通信制高校を選ぶ家庭が増えているのです。

また、通信制高校は年齢に関係なく通えるため、高校を中退した方の学び直しや、スポーツ・芸能活動と両立する目的でも活用されています。

通信制高校の主な特徴

📚 レポート提出による学習

授業に出席するのではなく、自宅で課題(レポート)をこなすことで単位を取得します。
最近はオンライン教材を使って、動画で授業を見たり、タブレットで課題提出する学校も増えています。

🏫 スクーリング

月に1回〜数回、実際に学校に登校する「スクーリング」があります。
内容は対面授業や実技、レポートの補足など。学校によっては、まとめて1週間集中して実施する場合もあります。

📝 テストで単位認定

各学期の終わりに試験が行われます。
レポート提出とスクーリングの出席状況をふまえて、試験を通過すれば単位が取得できます。

通信制高校に通うメリット

  • 毎日通学しなくても、自宅で学べる
  • 学習のペースを自分で決められる
  • 先生や支援員が1対1でサポートしてくれる学校も多い
  • 高校卒業資格を取得できる(大学や専門学校へも進学可)
  • サポート校やカウンセリング体制がある学校も

不登校の経験がある生徒にとっては、「行けない」「できない」を「行けた」「できた」へと変えていくきっかけになります。

どんな人が通信制高校に向いているの?

こんな悩みを抱える方に通信制高校は選ばれています:

  • 人間関係のトラブルで学校に行けなくなってしまった
  • 朝起きるのがつらく、生活リズムが崩れてしまった
  • パニック障害やHSPなどで教室にいることが苦しい
  • 高校を中退したけれど、もう一度卒業を目指したい
  • 夢や目標(スポーツ、芸能、起業など)と両立したい

通信制高校は、「普通」の学校とは違います。
だからこそ、あなたにとっての「居場所」になるかもしれません。

全日制・定時制・通信制の違いとは?

項目全日制定時制通信制
登校スタイル毎日登校(週5日)夜間や昼間の部に通学月1回〜数回の登校
学習方法授業中心時間割に沿った授業レポート中心・在宅学習
向いている人集団生活に馴染める働きながら学びたい不登校・自分のペース重視

通信制高校に入学するには?

通信制高校への入学手続きは、一般的に以下のような流れです:

  1. 学校の資料を取り寄せる(パンフレットやWeb)
  2. 学校説明会や個別相談に参加する
  3. 願書を提出し、書類選考や面接(学校によって異なる)
  4. 入学手続き完了後、レポートや教材が届く

多くの学校が、無料オンライン相談やZoom説明会なども対応しており、忙しい保護者や外出に不安のある生徒でも安心です。

まとめ:通信制高校は「再出発」の道

  • 学校に通えないからといって、高校卒業をあきらめる必要はありません
  • 通信制高校は、自宅学習・少ない通学・個別のサポートが受けられます
  • 不登校から卒業・進学・就職につなげた事例も多数あります

大切なのは、「今の状況」ではなく、「これからどうしたいか」
通信制高校はその選択肢のひとつとして、確かな希望を与えてくれます。

次は、あなたに合った学校を探してみませんか?
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