不登校児童生徒数、過去最多を更新

不登校問題と解決策

文部科学省が公表した最新の調査(2023年度)によると、日本国内における不登校児童生徒の数が過去最多を更新しました。小・中学生の不登校者数は 34万6,482人、高校生は 6万8,770人 にのぼり、全国の小中高を合わせた総数は 41万5,252人 に達しています。

増加の背景にあるものとは?

不登校の要因としては、学校での人間関係やいじめ、学業への不安、家庭環境の変化に加え、新型コロナウイルスの影響による生活リズムの乱れなど、多岐にわたる要因が指摘されています。また、SNSや動画などのインターネット環境の発達によって、自宅で過ごすことへの心理的ハードルが下がっていることも背景にあると考えられています。

文科省が進める「学びの多様化」

文部科学省では、不登校生徒の学びの保障に向け、「学びの多様化学校」という新たな制度を推進しています。これは、従来の学級という枠組みにとらわれず、生徒一人ひとりの状況に応じた柔軟な教育環境を提供する取り組みで、2025年以降も各自治体での導入が進められる予定です。

「学校に行けない」ではなく「別の学び方を選ぶ」時代へ

いまや「学校に行けないこと」はマイナスではありません。社会が変化し、学び方も多様化している中で、本人に合った方法で学びを継続することが大切とされています。通信制高校やサポート校のように、自分のペースで学べる環境があることで、学びの継続と将来への道筋を作ることが可能になります。

松濤中央高等学院の取り組み

松濤中央高等学院では、不登校や学校に行けない悩みを抱える高校生に向けて、通学のプレッシャーをかけずに学べる通信制高校サポート校として、多くの生徒の卒業と未来への一歩を支援しています。中央国際高等学校との提携により、高校卒業資格の取得はもちろん、PCやICTスキル、資格取得もすべて対応。

通えない日があっても大丈夫。大切なのは、「学び続ける意志」を尊重し、安心できる環境でその意志を育むこと。私たちはそのための居場所を全国で提供しています。

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